公正取引委員会は、医療機器メーカーの「シスメックス」が検査装置を販売する際に自社の試薬もあわせて購入させていたとして、独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査に入ったことがわかりました。
独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査を受けたのは、東証プライム上場で神戸市に本社を置く「シスメックス」です。
「シスメックス」は、血液の固まりやすさなどを調べる「血液凝固測定装置」で国内シェアの半分以上を占めていますが、関係者によりますと、病院などに装置を販売する際、自社の試薬も購入させる「抱き合わせ販売」をしていた疑いが持たれているということです。
独占禁止法では、市場の競争を妨げるとして「抱き合わせ販売」を禁じていますが、「シスメックス」は高いシェアを背景に、病院側に自社の試薬を購入しなければ装置を販売しないことを示唆していたと見られています。
こうした行為は遅くとも2019年から行われていたとみられ、公正取引委員会は今後、関係者からの聞き取りなどを進め、詳しい経緯を調べる方針です。
注目の記事
「亡くなっても家族を助けてくれている」奥能登豪雨1年 中3・喜三翼音さんが家族に残した“生きる源”

「つらかった過去にひとつの区切りを」小倉美咲さん行方不明から6年 母親が献花台を閉じる 山梨・道志村

蚊は“世界で最も危険な生き物の一つ” 涼しくなってこれからピークに 昼間に活発なのは「やぶ蚊」夜に活発なのは「いえ蚊」刺されやすい人の特徴は?就寝時の対策は?

迫る自民党総裁選!5人の“公約”を徹底比較 物価高は?外国人政策は?党改革は? 次の総理にふさわしいのは誰だ【edge23】

「言い表せない感情のまま生き続けてきた地獄のような20年でした」【福岡3女性連続強盗殺人事件】23歳の娘を奪われた父親の言葉①

【都道府県順位】自転車ヘルメット着用率1位は愛媛70.3%、最下位は…着用しない理由は「かっこ悪い」が上位だった
