人気漫画「セクシー田中さん」の作者・芦原妃名子さんが亡くなったことを受け、日本テレビがドラマ化の条件について芦原さん側との間に認識の齟齬があったとする調査報告書を公表し、謝罪しました。
芦原妃名子さんの人気漫画「セクシー田中さん」をめぐっては、去年10月から日本テレビでドラマ化しましたが、脚本をめぐってトラブルになり、その後、芦原さん(本名・松本律子さん)が亡くなりました。
日本テレビは、外部の有識者とともに、今年2月から関係者へのヒアリングなどの調査を行い、きょう報告書を公表しました。
これによりますと、芦原さんはブログで「ドラマ化するなら『必ず漫画に忠実に』」などといった条件をつづっていましたが、これがドラマ化の条件かどうか、出版元の小学館側と日本テレビ側に認識の齟齬があったということです。
その後、ドラマ制作の過程で、芦原さんの制作側に対する不信感が高まり、ドラマの最後の2話について、小学館側から、▼ドラマの脚本家を外してほしい、▼芦原さんの脚本通りに放送することなどと連絡があり、トラブルになったということです。
日本テレビはドラマについて、芦原さんの意向を取り入れたものであったと思われるとした上で、制作期間が初回放送まで6か月ほどしかなく、期間が足りていなかった可能性があるとも結論づけました。
今後はドラマ化にあたって、「相談書」を作成し、原作者とドラマ制作側でイメージを共有する必要がある、などとしています。
日本テレビの石沢顕社長は、「ドラマの制作関係者や視聴者の皆様を不安な気持ちにさせてしまったことについて、お詫び申し上げます」「テレビドラマに関わる全ての方が、より安心して制作に臨めるよう、責任を持って取り組んでまいります」と述べました。
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