川崎市の社会福祉法人が、前理事長の男性が20年以上前から法人のカネを私的に流用していたと発表しました。流用額は数十億円にのぼるとしていて、法人は刑事告訴する方針です。

社会福祉法人「母子育成会」理事長
「(本人が)認めている(私的流用の)金額が8億数千万円。 ただ、額面としましてはそれどころではないです」

前理事長(67)の私的流用を発表したのは、川崎市の社会福祉法人「母子育成会」です。

法人によりますと、前理事長は少なくとも20年以上前から法人の資金を私的に流用し、前理事長本人もおよそ8億5000万円の流用を認めているということです。流用した総額は数十億円にのぼるとしています。

流用したカネは競走馬の購入や女性との交際費、自宅のリフォーム代などに使われていたということで、法人は今後、前理事長を刑事告訴する方針です。