ウクライナのゼレンスキー大統領は、フランスのマクロン大統領が提案するパリオリンピック期間中の休戦について「ロシアを利する」だけだとして、拒否する考えを示しました。
ゼレンスキー大統領は17日、AFP通信のインタビューで、パリオリンピック期間中の休戦を提案したマクロン大統領に対し、「ロシアがこの期間を利用して、ウクライナの領土に進軍しないと誰が保証できるのか」と述べた事を明らかにしました。「ロシアを利する」だけだとして、休戦を拒否する考えを伝えたということです。
ゼレンスキー大統領はマクロン大統領に「何よりもロシアのプーチン大統領を信用していない」と伝えたとしていて、インタビューの中で「休戦や戦争の終結に反対しているわけではなく、戦争が公正に終わることを望んでいるだけだ」とした上で、「敵の術中にはまるような休戦には反対だ」と強調しています。
また、インタビューでゼレンスキー大統領は、ウクライナ北東部ハルキウ州で続くロシア軍の攻撃について「第1波にすぎない」との見方を示しました。
ハルキウ州では18日もロシア軍の攻撃があり、州知事は“子どもを含む5人がけがをした”と明らかにしました。“これまでに避難した住民は合わせて9907人に上る”としています。
一方、ロシア国防省は18日、“ハルキウ州で新たに1つの集落を制圧した”と発表しました。“17日までの1週間で12の集落を制圧していた”としていて、ロシア側が制圧を主張している集落の数は合わせて13となっています。
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