65歳以上の高齢者が支払う介護保険料が全国の平均でこれまでより3.5％高い月6225円となり、過去最高になったと厚生労働省が発表しました。

介護保険料のうち、65歳以上の人が支払う「第1号保険料」は市町村などが3年ごとに見直していて、先月、改定されました。

厚労省によりますと、保険料は全国の平均で月6225円となり、これまでより3.5％増えました。保険料は介護保険制度が始まった2000年度は2911円でしたが、改定ごとに上がり続けていて、今回も過去最高を更新しました。

厚労省はその理由について、「高齢化の影響で介護サービスの利用が増えたことや、介護職員の処遇改善を行ったことなどが考えられる」としています。

また、地域別の保険料は最も高い大阪市で9249円、最も低い東京都小笠原村で3374円となっていて、その差はおよそ6000円となっています。