新作映画でデカレンジャー夫婦初共演 映画への思いは

高知に移住してからの2人は、様々な姿に“変身”。友一さんは、地域おこし協力隊として、高知市役所に勤務しながら鍼灸師としての活動も続けている。

一方、元々料理好きの美香さんは、体にやさしい食を提供しようと、弁当店のオーナーに“変身”。高知にいながら、俳優・声優として活躍している。

そんなデカレンジャー夫婦初共演となる今回の新作映画は、2人が暮らす高知が舞台。友一さんは、地域おこし協力隊として地域の活性化に取り組むなかで「映画で地方創生」を実現させたいと、ロケ地誘致に尽力。制作側にその熱意が伝わり、デカレンジャーが高知に来なければ、事件が解決しないストーリーに仕上がったという。

高知城でのロケ(2023年6月)

映画には、高知城や牧野植物園など高知の観光地でのシーンがふんだんに登場する。制作にあたって高知市が行ったクラウドファンディングは最終目標もクリア、全国各地から2000万円を超える支援金が集まった。映画を一過性のもので終わらせず、ロケ地巡りなど持続できる活動資金に充てたいと友一さんは意欲的だ。

■吉田友一さん
「地方都市を舞台に映画が作れたことは本当に嬉しい。地域の人、職場の人たちも映画を楽しみにしてくれている。関わった人みんなが幸せな気持ちになる、それこそが本当の意味での『地域の活性化』なんだなということに気づきました」

■菊地美香さん
「高知は本当に食材のパワーもあって、ずっと住みたい場所。私は県外の方にはいつも、『高知に引っ越しておいで』って言ってます。この高知でまた何かドラマが作れたらいいな、とも思いますね。でもまずはデカレンジャーを劇場でぜひ見て頂きたいです」

今後は、地域を守る「高知家」のヒーローとしても活躍が期待されるデカレンジャー夫婦。「特捜戦隊デカレンジャー20TH ファイヤーボール・ブースター」は、6月7日全国で公開され、5月29日、高知での先行上映の際には、吉田友一さん、菊地美香さんらの舞台挨拶も予定されている。