訪日外国人の増加や、年度末や年度初めにみどりの窓口が混雑することを受け、JR東日本は、削減する方針だったみどりの窓口の数を当面、維持する方針を示しました。
JR東日本は駅の窓口や券売機に立ち寄らずにインターネットやスマホできっぷを購入するチケットレスのサービスを向上させていて、2021年に440駅にあったみどりの窓口を、2025年には140駅にまで削減する計画を進めてきました。
しかし、日本を訪れる外国人の増加や、年度末や年度の初めには定期券を購入する客で窓口が混雑するため、長い待ち時間が発生し、客から苦情が寄せられているということです。
こうしたことから、JR東日本はみどりの窓口の削減を見合わせ、現在、209駅に設置されているみどりの窓口は当面、維持する方針を示しました。
また、すでに閉鎖したみどりの窓口でも販売機器が残っているところは、混雑時に臨時の窓口を設置するということです。
一方で、訪日外国人向けには、来年春からスマートフォンで入国前にアプリを操作することでSuicaの発行、チャージができるサービスを開始するなど、今後もチケットレスのサービスを拡大していく方針は維持していくということです。
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