先月、総選挙が行われた南太平洋のソロモン諸島で、新たな首相を選出するための投票が行われ、外相のマネレ氏が選ばれました。
ソロモン諸島 マネレ新首相
「私は首相に選出された国会議員として、謙虚に皆様の前に立っています」
投票は2日、ソロモン諸島の議会で非公開で行われ、有効投票49票のうち与党連合が擁立した外相のマネレ氏(56)が31票を獲得、野党統一候補・ワレ氏(55)は18票にとどまり、マネレ氏が新たな首相に選ばれ、就任しました。
先月17日に行われた総選挙では、地方と都市の経済格差やインフラの不備など、現政権に対する国民の不満が高まり、野党候補や無所属候補が得票を伸ばしました。
与党の議席数は単独で過半数に届かず、ソガバレ前首相は首相選出投票に立候補しないことを表明。
与党側は外相のマネレ氏を首相候補としたのに対し、与党の中国重視の外交政策に批判的な野党陣営は、統一候補としてワレ氏を擁立しました。
首都ホニアラ在住の有権者はJNNの取材に対し、「国民が納得のいく政治を行ってほしい」と語りました。
ホニアラ在住 フランシス・ディーブさん
「新政権の“新しい血”、新しいメンバーが変化を与えてくれるでしょう」
ソガバレ前首相は親中派とされ、2022年に中国との間で安全保障協定を結んでいて、その後継となったマネレ新首相が、中国重視の姿勢をとってきたソガバレ氏の外交政策を踏襲するかが注目されます。
注目の記事
「現金を使えない子が増えた」“新潟唯一の問屋”を継いだ駄菓子屋店主が日々感じる“現代の子ども”と時代を超えて続く“小さな社会” 新潟市秋葉区

「自分は小児性愛者、女の子にしか興味がない」 再婚相手の娘(8)とその友だち(7)2人に性加害 45歳の男は7年前にも同様の事件 事実上”野放し”に

「田舎の造園屋」が魂を込める“105万円の推し活” 同郷の横綱・大の里への愛があふれて社長は本場所の“懸賞金スポンサー入り”を決断

「お昼ごはん、何が食べたい?」と聞かれたら…どう答える?地雷ワードと神ワード 共働き世帯増も、家庭内の役割は変わらず?

「朝起き上がれない…」“なまけ” と誤解されやすい起立性調節障害 不登校の児童生徒の約4割が苦しむ 適切な理解と支援を

世界陸上の競技直後にプロポーズした、されたスロバキア代表選手2人が東京大会は「婚約者」として「同日同時刻」スタート!当時の裏話や東京大会への意気込みを語る
