豪華客船が入港する東京国際クルーズターミナルで、東京税関の検査の様子が初めて公開されました。ゴールデンウイークを前に、取り締まりを強化しています。

東京・江東区に2020年にオープンした東京国際クルーズターミナル。きょう、東京税関の検査が報道陣に初めて公開され、職員や麻薬探知犬が、違法な薬物が持ち込まれていないかなどを確認していました。

去年1年間で、全国の税関が押収した違法薬物などの量はおよそ2.4トンと過去2番目の多さで、金の密輸の摘発件数が1年前と比べておよそ24倍と急増しています。

東京税関は、人出の増えるゴールデンウイークの前後を水際対策の強化期間としていて、「知らない人から荷物を預かり、密輸に加担してしまうことがある」と注意を呼びかけています。