円安が止まりません。16日の外国為替市場で円相場は一時154円79銭まで円安が進み、およそ34年ぶりの水準を再び更新しました。
節目となる155円にあと20銭ほどにまで迫った円相場。円安に拍車をかけたのはアメリカの中央銀行にあたるFRBの議長のこの発言でした。
FRB パウエル議長
「直近のデータは確信を深めるものではなく、(インフレ抑制には)予想以上に時間がかかりそうだ」
パウエル議長は日本時間のきょう未明に開かれた討論会で、根強い物価上昇が続いていることからインフレの抑制に「時間がかかりそうだ」などと話しました。
市場ではアメリカの利下げの始まる時期がさらに後ずれするとの観測が広がり、日米の金利差が意識され、より金利の高いドルで資金を運用しようと円売りドル買いの動きが加速。1ドル=154円79銭をつけ、およそ34年ぶりの円安水準を再び更新しました。
節目となる155円を前に市場では、政府・日銀による為替介入の警戒感が高まる中、きょうからワシントンで開かれるG20財務大臣・中央銀行総裁会議で円安などの状況についてどのようなやり取りが行われるかが焦点となります。
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