ついに153円台に突入しました。きょうの外国為替市場で円相場は1ドル=153円台をつけ、およそ34年ぶりの円安水準となりました。
スーパーの店頭に並ぶ牛肉や豚肉。海外から輸入した肉が並んでいますが、この2年で仕入れ価格が1.5倍から2倍ほどに値上がりしました。
パワーミート セルシオ 鶴田聡 部長
「本日特売で100グラム179円、来月からは199円。円安の関係」
けさの財務省。緊張感に包まれていました。
鈴木俊一 財務大臣
「152円になった、153円になったという、そういう数字だけではなくて、背景についても分析をする」
外国為替市場ではきのう、円相場が1ドル=152円を突破。きょうもその流れは止まらず、結局、153円台まで下落しました。
円安の要因は、日米の金利差です。
アメリカの政策金利は、現在5%台。それに比べて日本は依然として0%近辺で推移しています。
高い金利のドルで運用したほうが利益が見込めるため、円を売ってドルを買う動きが強まり、円安が進んでいるのです。
鈴木俊一 財務大臣
「行き過ぎた動きに対しては、あらゆるオプションを排除することなく適切に対応していきたい」
鈴木財務大臣は改めて市場をけん制。市場では、政府・日銀が円安に歯止めをかけるため市場介入を行うのでは、との見方が強まっています。
円安圧力が強まる中、実際に介入に踏み切るのか?だとすれば、そのタイミングはいつか?緊迫の度合いが一段と強まっています。
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