タイで中国人ら投資詐欺グループ摘発 翻訳サイトで日本語添削も
投資詐欺に中国人が関与しているのでしょうか。

3月、タイで詐欺グループが摘発されました。22か所のアジトに一斉に捜査員が入り、中国人52人、タイ人19人を拘束したのです。

アジトには、パソコンが20台以上置かれた広い部屋や、マンションの一室のような場所。さらに二段ベッドが並ぶ居住スペースもあり、ここで中国人らの詐欺グループが有名人を名乗る偽LINEを使い、日本人などから金を騙し取っていたとみられます。

押収されたのは、パソコン223台に、スマートフォン1001台。パソコンには、グーグルの翻訳機能を活用していた形跡もありました。

喜入友浩キャスター
「詐欺グループ内部のやりとりには、『日本翻訳群』というグループがあり、内容を見ると中国語を日本語に翻訳した文章が共有されています」「『内容が間違っているので直して』と修正を指示するメッセージに対し、『OK』と答えるやりとりも残っています」
こうしてグループ内で添削をしながら、文章の精度を上げ、ターゲットを信じ込ませようとしていることがうかがえます。
タイの捜査当局は今後、日本の警察と連携して実態を詳しく調べるとしています。
前澤さんは、捜査とともに規制の必要性を訴えました。

前澤友作さん
「詐欺グループの検挙や捜査は警察庁や警視庁がやってくださると思うんですけど、プラットフォームの規制はおそらく政府に動いていただかないとなかなか進まないと思うので、迅速な動きを期待しております」