SNSで投資詐欺に誘導するための「偽広告」。なりすましの被害にあっている実業家の前澤友作さんと堀江貴文さんが10日、自民党の会合で対策強化を訴えました。
「なめられている」堀江氏・前澤氏が偽広告に怒り自民党で訴え
偽広告の掲載を続けるプラットフォーム側に対し、怒りをあらわにしたのは堀江貴文さんと前澤友作さん。

堀江貴文さん
「(偽広告を)削除しろと1年以上言っている。(メタ社は)なめた対応しかしないので。ずっとなめられてますよ」「(会合では)グローバルプラットフォームから日本全体がなめられているということで、『厳しくやっていかなければいけない』という力強い言葉をいただきました」

前澤友作さん
「メタだけは本当に怒ってます」「規制を僕らがかけることは出来ないので、ヨーロッパとかだとそういった規制をしっかりされている。その点、日本は後手後手に回っているんじゃないかなと」
10日に行われた自民党の会合では、偽広告を入口にした投資詐欺の被害が拡大していることを受け、法整備の必要性などが議論されました。
警察庁によると、2023年1年間の被害額は約278億円。海外から犯行に及んでいるケースが多いと分析しています。
実際、news23の取材でも、偽広告やLINEのやりとりの中に不自然な日本語が使われていることがわかっています。

前澤友作さんのフェイク動画では、「私ゼンザクユウサは…」と、名前が全く違うものになっていたり、経済アナリスト・馬渕磨理子さんを名乗る偽LINEには中国語で文章が送られてきたりします。

スタッフが疑問に思い問いただすと、「私は先生の助手で、以前台湾に留学して、まだ『适应(適応)』していません」と、なぜか突然「助手」だと名乗り、中国語まじりのメッセージが送られてきました。