岸田総理は昨夜、自民党の派閥の裏金事件に関わった議員の処分をめぐり、党の幹部と詰めの協議をおこないました。安倍派幹部の一部を「離党勧告」とする方針です。

岸田総理は昨夜、自民党の茂木幹事長、森山総務会長とおよそ1時間、総理公邸で会談しました。

自民党は、安倍派幹部のほか、政治資金収支報告書に500万円以上の不記載などがあった39人の議員らを処分する方針で、関係者によると、安倍派のキックバック復活をめぐって協議した4人の幹部のうち、派閥の座長を務めた塩谷氏と参議院側をまとめていた世耕氏を、8段階ある処分のうち2番目に重い「離党勧告」とする方向で最終調整しています。

また、協議に参加していた西村氏と下村氏についても、「党員資格の停止」など重い処分とする方針で、あす、党紀委員会を開いて処分を決定することにしています。