うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地で、新たにミサイル部隊が発足したことを記念した式典が開かれました。
防衛省は南西方面の防衛力強化のため今月21日、うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地に本島では初めてとなるミサイル部隊「第7地対艦ミサイル連隊」を隊員およそ170人規模で発足させました。
勝連分屯地では30日に記念式典が開かれ、隊員と来賓合わせて約210人が見守るなか、鬼木誠防衛副大臣から井藤庸平連隊長に連隊旗が手渡されました。
【訓示・鬼木防衛副大臣】
「(部隊発足は)我が国の防衛態勢を目に見える形で示し、我が国の抑止力・対処力を一層強化するもの」
部隊は12式地対艦ミサイルが配備されている宮古島駐屯地や石垣駐屯地などの部隊を統括する役割を担います。

一方、勝連分屯地の外ではミサイル配備に反対する市民らが配備撤回を求めて抗議行動を行い、現場は一時騒然としました。
【12式地対艦誘導弾】
現行型の12式地対艦誘導弾の射程距離は約200Kmとされる。防衛省は今後このミサイルを改良して射程距離を約1000Kmに伸ばし、攻撃される前に敵のミサイル基地などを叩く「反撃能力」に活用することを検討している。ミサイル配備に反対する市民団体などは、第7地対艦ミサイル連隊にもこの改良型が配備されれば敵基地を攻撃する能力を備えるため、かえって有事の際に標的となり地域に危険が及ぶとして、ミサイル配備の撤回を求めている。














