下関市で建造されていた新しい捕鯨母船が完成し、式典がありました。

下関市の旭洋造船で建造された新たな捕鯨母船「関鯨丸」です。船内で神事が行われ、船を所有する共同船舶の関係者らが航海と操業の安全などを祈願しました。「関鯨丸」は全長112・6メートル、総トン数は9299トン。
2023年に引退した「日新丸」の後継で、国産の捕鯨母船としては73年ぶりの建造です。

捕った鯨を船に引き揚げるスリップウエイは、斜面の角度を、日新丸より緩やかにしたことで70トン級の大型鯨類も引き揚げが可能になりました。解体後の肉を入れるコンテナは40基設置され、コンテナごとに冷却できるためスムーズな荷役作業や省エネにつながるということです。神事のあと、引き渡し書の調印式が行われました。

共同船舶・所英樹社長
「これからは私どもはうまく運用して、そして稼いでいかないといけない。その時はマーケット、やはり母船を造ると同じようにマーケットもつくっていかなきゃならない、大きくしていかなければならないと努力をしていくことになろうかと思います」

旭洋造船は今後も、メンテナンスを担当します。

旭洋造船・越智勝彦社長
「関鯨丸が帰ってきて、あるかぽーと近くにいる姿を見れるっていう、この幸せは造船所冥利に尽きる、最高の幸せだと思います」

式のあと、船は関門海峡を航行。4月3日、関係者に船内が公開されます。