今年行われた薬剤師国家試験の大学別の合格率ランキング。東京大学、北海道大学など有名大学が名を連ねる中、2位となったのが・・・山陽小野田市立山口東京理科大学(山口県)です。
合格率は94.06%。全国の薬学部がある大学74校のうち2位、国公立大学では1位という好成績でした。薬学部は設置されたばかりで受験したのは1期生です。
どうしてこんな結果を出せたのか、その理由を探りました。

山陽小野田市立山口東京理科大学は2018年、西日本の公立大学として初めて薬学部を設置しました。
1年生から6年生がそろった今年度、1期生の101人が薬剤師国家試験に挑み、95人が合格。合格率94.06%、全国2位という好成績をおさめました。
6年生
「先輩たちがいなかったので、僕らもけっこう試行錯誤しながら『みんなでやろう』『1期生だから頑張っていこう』っていう雰囲気がいい結果につながったのではないかなと考えています」
1期生の団結力の強さを高い合格率の理由の1つに挙げました。また、大学周辺の環境にも好成績の理由があったようです。
山陽小野田市立山口東京理科大学 武田健 薬学部長
「ほとんどの学生が下宿しています、この大学の周りに。だから皆さんが寮にいるような感じ、まち全体の寮にいるような感じで仲がいいんですよね。だから大学に来て、勉強しやすい環境にはあるんですね」
豊かな自然の中の大学で、勉強に集中できる環境も整っているとします。さらに、県内唯一の薬学部で、教職員だけでなく実習などを支援してくれた県内の薬剤師会、模擬患者として協力してくれた市民のサポートなども好成績の要因としています。
県内では将来的な薬剤師不足が心配されています。
35歳未満の薬剤師は、2010年には700人あまりいましたが、おととし2022年には620人と年々減っています。
また、平均年齢(2022年)は50.1歳と、若い世代の薬剤師の確保が課題です。山口東京理科大学では県内就職を進めるための実習や授業を行っています。
さい先よくスタートを切った山口東京理科大の薬学部。好成績を、薬剤師不足の克服につなげられるか。大学だけでなく、サポート態勢を継続できるかもカギとなりそうです。














