営業運転中の蒸気機関車としては、国内でもっとも古いJR九州の「SL人吉(ひとよし)」が、23日に営業運転を終了します。
23日の午後には、JR博多駅でラストランイベントも予定されています。
◆「SL人吉」2009年に運行開始
「SL人吉」は肥薩線全線開業100周年を記念し、2009年に運行を開始しました。
客車を牽引する蒸気機関車は、国産化が本格的に始まった大正11年(1922年)に製造された「8620形58654号機」で通称「ハチロク」と呼ばれています。
「SL人吉」は、鉄道会社が営業運転させている蒸気機関車としては、国内で最も古いもので、力強さと優雅さを兼ね備えているのが特徴です。
◆老朽化・技術者確保が困難に老朽化に加え、部品の調達やメンテナンスをする技術者の確保が難しくなったため、23日が最後の営業運転となります。
「SL人吉」の整備を担当・JR九州エンジニアリング玉井明人さん(67)「SLあそぼーい時代から36年間、この58654号機に携わってきたんですけど、ラストランになるんですけど、寂しい思いしかないんです。実際、これからも走ってもらいたいんですけど、まあ、しょうがないかなという気持ちでいっぱいですね。お疲れ様でしたという、もう一言なんですよね、よく頑張ってきたなっていう。気持ちがいっぱいですね。私はボイラーをいかに長くもたせるかということで、一生懸命頑張ってきたんですけど、あのよくここまで持ってくれたかなっていう思いです」
◆最後の営業運転博多駅を午後1時48分に出発
最後の営業運転となる「SL人吉」は、23日午後1時48分に博多駅を出発して熊本駅に午後5時38分に到着する予定です。
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