■プレシーズンゲーム ドジャース ー キウム・ヒーローズ(17日、ソウル・高尺スカイドーム)

ドジャースが韓国のプロ野球チームであるキウム・ヒーローズと対戦し、大谷翔平(29)は「2番・DH」でスタメン出場。第1打席は空振り三振だった。

パドレスとの開幕戦まであと3日、大谷は韓国でのプレシーズンゲームに先発。この日も1番・M.ベッツ(31)、2番・大谷、3番・F.フリーマン(34)と不動のメンバーとなった。

試合前の整列では大谷がチームメイトの山本由伸(25)の背中を叩くなど、お互いに笑顔でリラックスしている表情をみせていた。1回の第1打席は1死無走者の場面、キウム先発でレンジャーズ(18年、19年)でプレーしていたA.フラド(28)に対し、カウント2-2からの5球目ストレートを空振り三振に倒れた。

1球目のチェンジアップから積極的にバットを振っていったがファール。そして、カウント2-2から92マイル(148キロ)、内角高めのストレートにバットが空を切り空振り三振。韓国のファンからはため息が漏れた。しかし、直後のフリーマンが完璧にとらえ、先制の特大ソロホームランを放った。ベッツ、大谷が倒れてもしっかり球筋を見極め、3番が先制アーチ、メジャー最強上位陣が機能した。

大谷は韓国での試合は、2012年に藤浪晋太郎(29)、森友哉(28)らとU-18世界野球選手権で訪れて以来、12年ぶりとなった。韓国ファンの大声援に後押しされ、1回の第1打席。キウムの先発はA.フラド(28)。2018年、2019年はレンジャーズでプレーしており、大谷とは11打数2安打、打率.182、ホームランはなし。