山梨県富士吉田市で開かれた富士山の環境整備などを協議する会議で県が新たに導入する富士山の通行料2000円について、参加者からは不満の声が相次ぎました。

県は今年7月の山開きからから5合目の登山道入口にゲートを設け、1人2000円の通行料を県施設の使用料として徴収する方針です。

13日に開かれた県や富士山周辺の自治体などでつくる作業部会で、この通行料について参加者から「地元との協議が不十分で混乱を招く」など不満の声が相次ぎました。

参加者は:
「地元関係者との合意形成もなく、このようなことが県主導でどんどん決定してしまう。残念でなりません」


「地元の山小屋組合の全員反対という意見を押し切ってやったと。そんなに無理してやる背景はいったい何なのか」

通行料について県は、障害者や山小屋関係者からは徴収しないことを検討していることを明らかにし、今後、地元関係者と徴収方法を方法などを話し合い、4月までに取りまとめる予定です。