「チベット動乱」から65年を迎えた10日、インドにあるチベット亡命政府は「中国政府はチベットの人々に対する弾圧を続けている」と非難する声明を発表しました。
「チベット動乱」とは、1959年3月10日、中国のチベット自治区で中国政府の支配に対する抵抗運動が起き、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世がインドに亡命するきっかけとなったものです。
「チベット動乱」から65年となる10日、インドにあるチベット亡命政府は声明を発表、中国政府は「チベットの宗教的、文化的アイデンティティーを抹殺しようとしている」と非難しました。
具体的には100万人以上の子どもたちを寄宿学校に入れ、漢民族との同化政策を行っていることなどをあげています。
また、先月、ダムの建設に反対するチベット族の僧侶や市民ら100人以上が拘束された問題について、「罪のないチベットの人々の即時解放を要求する」としています。
チベット亡命政府は、中国政府に対し、「高度な自治」を実現するための対話を求めてきましたが、2010年の非公式協議以降、中断したままです。チベット亡命政府は声明で「ボールは中国側にある」として引き続き対話を求めていく姿勢を示しています。
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