今年で閉山から50年を迎えた長崎市端島=通称、軍艦島の映像を立体的に楽しめる日本初のシアターが7日、オープンしました。

オープニングセレモニーが行われたのは、長崎市松が枝町にある「軍艦島デジタルミュージアム」の立体シアターです。

シアターには、4Kパネルおよそ2千枚を使って、出入口以外の壁や床に5面のLEDディスプレイを配置しており、没入感のある映像や音楽が流れます。
ディスプレイにはタッチセンサーがあり、手を触れたり、歩いたりすると映像が変化します。
操作可能な『立体シアター』は日本初だということです。

シアターでは島の歴史や文化を伝える映像のほか、軍艦島で撮影され2015年に公開された実写版映画『進撃の巨人』の一部も特別バージョンで上映されます。

鈴木史朗長崎市長:
「本当に臨場感がありまして、軍艦島が生き返ったような」

元・端島島民・中村陽一さん:
「ああもう最高。いいですよね」
(当時の暮らしを思い浮かべたりとか?)
「あるあるある。我が家が映らないなとか思って」

プロデューサー 久遠裕子さん:
「立体シアターの中でいろんなことがたくさんできるものなので、この技術をもっともっと駆使したものでいろんな遊びとかができればいいかなと思ってます」

閉山から50年を迎えた軍艦島を今に伝える『立体シアター』は、軍艦島デジタルミュージアムの入場料で見ることができ、追加料金は必要ないということです。