2月の岩手県内の企業倒産は9件で、令和に入って以降月別で最多となりました。
東京商工リサーチ盛岡支店によりますと、2月の岩手県内の負債総額1000万円以上の企業倒産の件数は、前の月から6件増えて9件となり、元号が令和に変わった2019年5月以降、最多となりました。
9件のうち5件が新型コロナ関連の倒産でした。
旅館経営(雫石町)の大型倒産や盛岡市のタクシー業の倒産もあり、負債総額は39億8300万円と前の月より約38億円増えました。
今後の見通しについて東京商工リサーチ盛岡支店は「新型コロナにより後退した企業の業績が回復しきらないまま、息切れする形が相次いでいる」とした上で、「今後も倒産件数が高い水準で推移する」と分析しています。
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