未来の動物看護師に、ペットの正しい心肺蘇生法を身につけてもらおうと、広島市で体験授業が行われました。

ぬいぐるみマッサージ「広島アニマルケア専門学校」です。動物看護師を目指している受講生35人が、ペットの心肺蘇生法について学びました。


病気や事故などで突然、心臓がとまった犬や猫を助けるため、飼い主に正しい救命法を伝えるのが狙いです。


まず、手を大きくたたいたり、名前を呼びかけたりして、反応や呼吸がないかを15秒以内に判断します。その後、小型犬や猫の場合は、親指だけに力を入れないよう手のひら全体でもむようにして心臓マッサージを続けます。受講生たちは、実際の感触を再現したぬいぐるみを使って、一連の流れを確認していました。


受講生たち
「自分ができるようになるだけではなくて、飼い主さんたちにも教えてあげられるような勉強の仕方をしていきたい」

「(実習で)心臓外科専門の病院に行ったが、そのときにもこういうことがあって、小型犬のマッサージ、それも30分続けていた。そういう局面になったときに対処できるような看護師になりたい」


担当した講師によりますと、このような正しい心肺蘇生をペットに行った場合、半分以上が助かるということです。