政府はけさの閣議で、安倍元総理の国葬を9月27日に行うことを正式に決定しました。
国葬は、東京・千代田区の日本武道館で行われ、葬儀委員長は岸田総理がつとめます。
松野博一官房長官
「今回の国葬儀については無宗教形式で、かつ簡素・厳粛に行うこととしています」
費用は全額国費で賄われますが、松野官房長官は「最近の物価情勢やコロナ対策費なども勘案しながら、真に必要な経費となるよう努めていく」と強調しました。また、学校や企業などを休日扱いにするかどうかについては「検討していない」としています。
政府は海外からの要人の参列も受け入れる方針で、外務省はきょうから199の国や地域などに伝達することにしています。この中にはロシアや台湾も含まれますが、北朝鮮には伝達しないということです。安倍元総理と親交の深かったロシアのプーチン大統領やアメリカのトランプ前大統領が出席するかどうか注目されます。
一方、けさ、官邸前には・・・
「安倍元総理の国葬反対!」
国葬に反対するデモが行われ、数十人が官邸前に集まりました。
野党からも・・・
立憲民主党 泉健太代表
「反対だというふうに表明をしたいと思います。ときの政権が元総理の業績を主観的に判断し区別をしていく。これ、やっぱり変だと思います」
共産党 田村智子政策委員長
「評価を脇に置いて総理大臣としての功績をたたえて国葬するということは許されません」
こうした批判について松野官房長官は、「儀式として実施されるものであり、国民一人一人に政治的評価や、喪に服することを求めるものではない」と改めて反論しています。
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