7年前、福岡県春日市の歯科医院で2歳の女の子が治療後に死亡した事件で、業務上過失致死の罪に問われた元院長が、二審の有罪判決を不服として最高裁に上告したことが分かりました。
◆「麻酔薬で中毒 救命措置怠った」
福岡高裁の判決によりますと、春日市で歯科医院を経営していた高田貴被告(58)は、7年前、歯の治療を受けた当時2歳の山口叶愛ちゃんの体調が急変したにも関わらず適切な救命措置を怠り、局所麻酔・リドカイン中毒による低酸素脳症で死亡させました。
1審の福岡地裁は、禁錮1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡していました。
◆福岡高裁「禁錮1年6か月、執行猶予3年」を支持
控訴審で高田被告は1審に続いて無罪を主張していましたが、2月9日の控訴審判決で福岡高裁の松田俊哉裁判長は、「両親が容体の急変をしきりに訴えており、リドカイン中毒を疑う契機が十分にあったことは明らか」などとして、1審判決を支持し、控訴を退けました。
◆両親コメント「二度と起きてほしくない」
判決後、叶愛ちゃんの両親は「歯医者に行っただけなのに幼い命が奪われる理不尽な出来事は二度と起きてほしくありません」とコメントを出しました。
◆元院長 22日に上告
福岡高裁によると、高田貴被告(58)は、22日付けで、最高裁に上告したということです。
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