岸田総理は、自民党の派閥の裏金事件を受けて開かれる衆議院の政治倫理審査会に出席する意向を表明しました。

岸田総理
「私自身、自民党総裁として政倫審に自ら出席し、マスコミオープンのもとで説明責任を果たさせていただきたい」

岸田総理は総理官邸で記者団に対し、“政倫審開催の見通しが立たない今の状況のままでは政治不信が深刻になる強い危機感を感じていた”としたうえで、自らが自民党総裁としてマスコミオープンの形で出席する考えを表明しました。

また、自民党の浜田国対委員長に対し、手続きを進めるよう指示したことを明らかにしました。

現職の総理大臣による政治倫理審査会への出席は初めてとなります。

衆議院の政治倫理審査会は当初、きょうとあすの2日間にわたって開かれる見通しでしたが、公開・非公開をめぐる自民党内の混乱で、きょうの開催は見送りとなっていました。