天皇皇后両陛下が、地球の環境問題をテーマにした作品展を鑑賞されました。

きょう午後6時すぎ、両陛下は東京・港区の森美術館を訪問し、館長らの出迎えを受けると、にこやかに挨拶されました。

館内では、国内外の芸術家による環境問題をテーマにした作品展が開催されています。

両陛下は、実際に歩くことが出来る、人が造った人造大理石と藍染の布を組み合わせた作品を鑑賞し、担当者から「六本木や銀座などの路上で拾われたガラスや石などが埋め込まれている」と説明を受けると、興味深そうに足元をのぞかれていました。

また、太陽光で乾燥させた、高さおよそ6メートルの藍染の布を見た陛下は、「ずいぶん大きいですね」などと感想を話されていました。