青森県三沢市にある囲炉裏のある古民家です。薪の焼ける匂いが、今にも漂ってきそうです。昭和の香り満載のレアなアイテムも保存されてるこちらの家を地元の小学生たちが見学し、地域の歴史を学びました。

昭和の人気アニメの「めんこ」に、独特な形をしたアイロン。それに、電話機と言えばこれ、ダイヤル式の黒電話。

昭和の一般家庭にタイムスリップできるこちらは、三沢市六川目地区の一戸実さんが家主を務める「おらどの家」です。以前の住居を移動して、地域の憩いの場として活用しています。

20日は、おおぞら小学校の3年生17人が校外学習で訪れました。

昭和世代には「懐かしい」空間も平成生まれの児童にはまさに「博物館」。
野良着をまとって当時の生活に思いを馳せながら、ブリキ缶のふたに糸を通して回す「ぶんぶん」や、ホッキの貝殻に足を乗せて歩く「がっぽ」などを楽しみました。そして、手動式のバリカンにも挑戦。

最後に囲炉裏を囲んだ児童たちに、一戸さんは現代より貧しいながらもたくましく暮らしていた当時の地域の様子を説明しました。

児童は
「今よりも、もっと食への大切さや物の大切さを重要に考えていきたいと思いました」

「暖炉のところで、みんなで暖まったりすることが一番印象に残りました。昔はつらい思いをしていることがわかったからです」

おらどの家 家主・一戸実さん
「最近は児童の数も少なくなって、地域には子どもの声が聞こえなくなっています。そういう状況でできるだけ私の場を使って子どもたちが地域のことを、もうちょっと知ってもらってもいいのかなと思って」

この活動を約20年続けている一戸さんは、地域と世代をつなぐ「おらどの家」をこれからも大事にしていきたいとしています。