■MLBキャンプ(日本時間18日、アリゾナ州メサ)
カブス今永昇太(30)が日本時間18日にキャンプ2度目のブルペン入り。変化球を交えて38球を投げた。
今回のブルペンではスライダーとピッチクロック(投球間隔の時間制限)の確認をテーマに投げたという今永。走者なしの15秒でのルールを確認、日本ではまだ導入されていないピッチクロックに「やはり心の中で焦らないことが大事で最後の1秒の時に動いていればいいわけなので、あまりピッチクロックを気にせず普通に投げていれば大丈夫だなというのはわかりました」と手応えをつかんでいた。
さらに“投げる哲学者”と呼ばれる今永らしい試みも。この日はスパイクのソール(靴底)を厚さ3㎝にしたものを使用「日本とはマウンドが違いますし、ソールだけ新しいソールを使っている。固いマウンドに合わせるというところでいろいろ試している段階ですね」と新天地での挑戦を話した。メジャーの固いマウンドでは下半身への負担が多い。ソールを厚くすることで疲労軽減の狙いがある。「日本の時も複数のスパイクをソールが違うスパイクを試合のたびにかえたりしたので、こっちでもその日の調子によっていろんなスパイクを試して自分のベストを見つめられたらなと思います」
そして、スライダーに関しては「バッターが立っている立っていないのではちょっと目安も違いますし、的が違うんで、ブルペンでは悪いボールだったけど意外と実戦ではよく見えたりとか、その逆も然りなので、僕はリリースした瞬間の感覚だけチェックしているので、投げどころは気にはしていない」とまだ調整段階をコメントした。キャッチャーに関しても「初めからアメリカのキャッチャーって体も大きいですし、投げやすいだろうなと想像してブルペンに入っていたので、この前のゴームズも今日のアマヤもものすごく投げやすかったですね。僕が思ったよりも繊細で丁寧に構えてキャッチングして、ものすごく投げやすい」と感想を語った。
次回はライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板予定。「バッターに投げ込める準備はできていると思いますし、本当にこの時期というのはどこも痛いところなく健康に過ごしている、それだけで至福なので、次のライブBPが終わった時にも健康でいられるように日々トレーニングを積みたいと思います」とコメントした。














