11月22日は「いい夫婦の日」です。
この日にあわせ夫婦の仲を詠む「いい夫婦川柳コンテスト」が開催されました。

2023年の入賞作品への山梨県民の反応も交え、イマの夫婦像を読み解きます。

「物価高 夫婦の価値も 上昇中」

夫婦をテーマにユーモアなども交えて詠む「いい夫婦 川柳コンテスト」。

18回目となる2023年は全国から約6000句が寄せられました。

西垣友香キャスター:
11月7日、入選作品が発表され、見事「大賞」を受賞したのは、『推し』をモチーフにした作品です。

いい夫婦大賞 「誰よりも 推して推されて いい夫婦」

強いファン心を指す流行語の「推し」を使い夫婦という関係の特別さを詠みました。

現代の夫婦の理想像を高らかに詠いあげています。

つづく優秀賞には…

優秀賞 「咳しても 独りじゃないね 君がいる」

鳥取県の俳人 尾崎放哉の代表句「咳をしても一人」を引用した高度な作品や、

優秀賞 「いい夫婦 どんな時でも ONE TEAM」

優秀賞 「冷めたなら あっためたらいい そんなもん」

スポーツの話題や会話調の句も選ばれました。

甲斐野社所属 山梨県川柳協会監事 深澤弘さん:
寄せられた作品はそれぞれ心温まり、ユーモアに溢れ、結ばれた縁をいかに生きるかという1つのヒントも与えられます。

県川柳協会の監事を務める深澤弘さんです。

深澤さんが注目した句がこちら!

「結び目は ゆるめがいいね 愛の糸」

深澤さん:
ゆるめが良い、そこの表現が実に上手いと思います。お互いに許し合い、そうして進むことによって、夫婦円満が約束される、秀句です!

2023年の入賞作品から11の句を選び抜き、県民のみなさんに感想を聞きました!