当時19歳の男が殺人や放火などの罪に問われた事件の裁判で8日、法医学の専門医が出廷し、「ナタを強い力で振りかざし1度の殴打で死亡する危険性があった」と争点の一つである夫婦の次女への殺意にかかわる証言をしました。
甲府市の遠藤裕喜被告は19歳だった2021年10月、甲府市の住宅で夫婦を刃物で刺して殺害し、住宅を全焼させたなどとして殺人や放火など4つの罪に問われています。


8日の裁判ではおよそ2800の遺体の解剖などを行ってきた法医学の専門医が出廷し、殺害された夫婦の次女が被告に襲われた時のケガについて証言しました。
医師は頭の傷の形状と犯行に使われたナタの刃先の方向から、被告と次女は向かい合っていたと考えるのが自然としました。

また、陥没した頭蓋骨は一番厚くて硬い部分で、「ナタを強い力で振りかざした」と述べ、「当たり所によっては1回の殴打で死亡する危険性があった」と指摘しました。
次女への殺意は裁判の争点の一つで、弁護側は「脳に直接影響はなく後遺症はない」と主張しました。

裁判は今後、被告の責任能力の程度などを審理する予定です。







