今年4月から保険適用が拡大された不妊治療。
そこで重要な役割を果たす胚培養士を育成するための研究施設が山梨大学に完成しました。


治療を受けたいときに受けられる環境が整備されることが期待されます。

山梨大学が新たに立ち上げたのは、胚培養士を育成する「高度生殖補助技術センター」で、6月15日に開所式が行われました。

高度生殖補助技術センターの開所式 山梨大学



胚培養士は、受精卵を扱う専門職で不妊治療において顕微授精や培養などを担います。

県内では体外受精や顕微授精が可能な医療機関は4か所、胚培養士は5人しかおらず足りていないのが現状です。

このため、山梨大学ではセンターを中心に来年度から最長6年間の胚培養士を育成する特別教育プログラムを開設します。

プログラムでは不妊治療や遺伝学など基礎知識を学ぶほか、マイクロマニピュレータを使った顕微授精や受精卵の凍結保存など、より専門的で実践的な技術を身に着けます。



高度生殖補助技術センター 岸上哲士センター長:
(胚培養士の)数も大事ですし、質をあげていくというのは最終的に県内の不妊治療の成功率をあげていくことになると思う。

高度生殖補助技術センター 岸上哲士センター長



この他、医師や現役の胚培養士の技術研修も行う予定です。

胚培養士が増えることで県内でも不妊治療を受けたいときに受けられる環境が整備されることが期待されています。