6月10日、およそ2年ぶりに海外からの観光客の受け入れが再開されます。こうした中、全国の旅行業者が集まるフォーラムが山梨県甲府市で開かれました。
芹沢記者:
観光需要の復活が期待される中、各市町村はブースを設けて魅力をアピールしています。

甲州市のブース:
ぶどうの丘という市営の施設から来ていまして、そちらではワインの試飲もできます。
フォーラムは全国およそ5600の旅行業者が加盟する協会が開いたもので、山梨での開催は初めてです。

全国の旅行業者ら およそ900人が参加する中、県や市町村はワイン、サクランボといった山梨の特産品や、富士登山の仮想の現実世界を体験できる最新技術(VR)を紹介し、観光客の誘致をはかっていました。

また、観光庁の高橋泰史参事官が講演し「コロナ後の観光振興策としては県民割などによる需要喚起やデジタル化による生産性の向上が必要」と提案していていました。

なお、県内に宿泊した観光客の数は2022年3月が のべ44万7000人で,、新型コロナ感染拡大前の2019年1月の6割程度にとどまっています。