富士山は7月1日、山梨県側で山開きを迎え夏山シーズンに入りました。

1日午前5時ごろの富士山8合目は霧雨で雲が視界を遮り、ご来光を見ることができませんでした。

悪天候のため山小屋の前では誘導員が山頂への登山に注意を呼び掛けていました。

今年は富士山が世界文化遺産に登録されてから10年の節目で、また、新型コロナの感染症法上の分類が5類に引き下げられてから初めての夏山シーズンでもあります。

このため今年は登山者が急増すると見込まれ、山梨県や観光関係者は山小屋の予約が出来なかった登山者などが夜間に一気に山頂まで登る弾丸登山や、それに伴う高山病など体調不良が増えることを危惧しています。

山梨県の担当者は「吉田ルートは山頂から5合目までどこでもご来光が見られるため、夜間に無理な登山はせず、日中に登山をしてほしい」と呼びかけています。