熟練した農家の技を学習したAIを搭載したスマートグラスを着け、山梨県甲州市の小学生がブドウの粒を間引く作業に挑戦しました。

先端技術を取り入れたスマート農業を体験したのは甲州市の菱山小学校の児童20人です。

葡萄産地の甲州市では今、粒を間引いて1房40粒ほどにする摘粒作業がピークを迎えていますが、どの場所の粒をどの程度落とせば良いか一般はわかりません。

そこで先端技術が詰まったメガネ型の情報端末であるスマートグラスが児童をサポートしました。

このグラスは熟練の農家の技を学習した人工知能のAIが落とすべき粒を瞬時に見分け、目の前の画面に赤で表示します。

記者:切る場所分かりやすいですか?
作業中の児童:分かりやすい。
児童たちは使い方にすぐ慣れると、最新技術の指示通りに次々とはさみを入れていました。


初体験の児童は:
楽しかった。
こんな難しいことをしているのを知らなかったので、すごいと思った。

去年も体験した児童は:
粒の位置が分かりやすくなっていたり進化していてやりやすくなった。

児童たちは9月ごろ、収穫も行う予定です。