運営会社が経営破たんした、山梨県北杜市の八ヶ岳リゾートアウトレットに関する債権者説明会が開かれました。
この中で、会社側が滞納している北杜市への土地の賃料の支払いが見込めないことが説明されました。

北杜市小淵沢町の八ヶ岳リゾートアウトレットは運営会社が約16億円の負債を抱え、6月1日に事業を停止しています。
7日は経営が破たんしてから初めての債権者説明会が開かれ、テナント出店者や地権者ら約100人が出席しました。
説明会では運営会社側が経営努力が足りなかったと謝罪し、負債のうち消費税や固定資産税、社会保険料の滞納が約1億円あることを明かしました。

債務整理は税や社会保険料の支払いが優先されることから、北杜市に滞納している約3300万円の土地の賃料は支払いが見込めないことも説明しました。

参加者からは卸した商品の代金支払いがないことや、事業停止になるまでの状況の説明がなかったことを批判する声が相次ぎました。
説明会に参加した北杜市の担当者は「破たん手続きが進み、決定する破産管財人と協議していく」と述べました。

八ヶ岳リゾートアウトレットは8日の営業を最後に完全に閉鎖され、運営会社は9日に東京地裁に破産手続きを申し立てる予定です。







