春の全国交通安全運動が11日に始まりました。自転車のヘルメット着用や、飲酒運転の根絶などに重点が置かれています。

山梨県庁で行われた出発式には長崎知事や警察の関係者らおよそ100人が出席し、県警の伊藤隆行本部長が「交通事故の犠牲者を1人でも少なくすることができるよう協力してほしい」と呼びかけました。

そして県警音楽隊の演奏やカラーガード隊による演技が披露された後、白バイとパトカーが取り締まりに出発しました。

この運動の重点目標の1つが、4月から努力義務となった「自転車のヘルメットの着用」です。

県警によりますと、県内では2022年、自転車が関係する事故が234件発生していて5人が死亡しています。

死亡した5人はいずれもヘルメットを着用していなかったということです。

なお運動は「飲酒運転の根絶」なども重点目標として、5月20日まで取り締まりを強化します。