テストでは測ることができない「自分の強み」を、人工知能のAIで調べる学習会が山梨英和高校で行われました。

山梨英和高校は、2022年度全国の高校で始まった「総合的な探求の時間」の一環で生徒の資質や能力をAIを活用して評価する授業を行っています。

これは「AiGROW」というツールを用いるもので、24日に測定を行いました。

このツールは、例えば「文化祭や体育祭などのイベントで解決が困難な出来事が起こった時」自分ならどうするか、また友人ならどうするか、答えを下から選択します。

この評価に人工知能AIが補正を行い、実行力や表現力など25種類の能力を公正に判定します。

生徒は:
自分ではわかっていなかった自分の強みや弱みが明確に言葉で表されているので、新たな発見から自分がどうすればいいか自分の意思で動けるようになっていけたら。

山梨英和は昨年度、県内で初めてこのシステムを導入し、生徒の寛容性や思考力の上昇が確認されたということです。

山梨英和高校 坂井祐三子教諭:
最近の入試では自己PRを求められるので、しっかりと自分の強みを知ってどう成長できたかを言語化できることが必要になってくるので、そこで生かせることができる。

測定は年度初めと年度終わり実施し、自分の強みと弱みが1年間の授業でどのように改善されたか確認します。