リニア中央新幹線の保守基地の造成工事が、28日に山梨県中央市で着工しました。
周辺道路は、片道で1日最大120台のトラックなどが通行する想定です。
リニアの保守基地は、橋梁や電気設備などの点検や補修作業を行う拠点で、専用の車両や資材を格納します。

JR東海によりますと、県内には3か所の保守基地の整備を計画していて、このうち富士川町の高下保守基地は2021年6月に着工し、現在も工事中です。

28日は、リニア駅から約1km西にある、中央市の成島保守基地の造成工事が着工しました。
成島保守基地は敷地面積5万8000㎡で、今回はこのうちの一部となる1万3000㎡で約2mの高さの盛り土をするとしています。
28日は、作業員たちが現場の周囲を覆う仮囲いを運搬しました。
工事用の車両は新山梨環状道路の側道を利用することになっていて、片道で1日あたり最大120台のトラックなどが通行する想定です。
今回の工事は2023年5月末までを予定しています。