物価の優等生=卵の価格の最高値が続いています。
鳥インフルエンザが拡大した影響ですが、プリンの人気で使用する量が10倍になった店は値上げに踏み切るしかありませんでした。
フワフワの半熟卵が乗ったオムライスに…

とろみのあるボディにカラメルソースをまとったなめらかプリン…

これらの食材に欠かせないのが「卵」ですが、現在、価格が高騰しています。

Venite オーナーシェフ 森澤昌之さん:
原因が鳥インフルエンザなのでしょうがない、こればっかりは。

2022年10月、全国のプリンの頂点を決めるグランプリで見事1位となった中央市のイタリアンレストラン「Venite」です。

日本一に輝いたプリンを味わおうと多くの客が訪れ、卵の使用量が実に10倍に増えましたが…

森澤さん:
プリンを作り始めた値段と比べるとキロ単価150円位上がっているので、だいぶ厳しい状況です。

卵の仕入れ価格は、1年前のおよそ1.5倍に。他の材料費も高騰し1月下旬、プリンを50円値上げしました。


森澤さん:
品切れを起こすわけにもいかないし、数を減らすこともできないので、ここから上がっていくと思うが、現状維持のままお客様に提供できれば。


卵の価格高騰は、鳥インフルエンザによる殺処分で供給量が減少したことが原因です。

卵Mサイズ1kgあたりの20日の卸売価格は335円で過去、最高値です。

フレンチブルドッグ 古屋裕子さん:
オムライスやキッシュ、卵料理はウチは多い。歯止めが利かないので いちいち気にしていられない感じ。「上がります」って言われると「はいそうですか」って。


中央市のレストラン「French-Bulldog」です。

オムライスやハンバーグなど、ほぼ全てのメニューで卵を使います。このため店側は様々な工夫で値上げの波を乗り切っています。

古屋さん:
(スーパーで)買い物して、光熱費もそこで払ってポイント貯めて、卵と交換するとか。全体を見て自分で考えていて、確かに上がっているが、現状維持でまだいけるかな。


卵の価格が落ち着くまで、あと半年はかかるとみられていて、飲食店は不安を抱えています。







