悲劇を繰り返さないために立ち上がりました。

2022年、静岡県で園児がバスに置き去りにされ死亡した事件を受け、甲斐市の会社が置き去りを防ぐ新しい商品を開発しました。

2022年9月、静岡県の認定こども園で3歳の園児が通園バスに置き去りにされ死亡した事件を受け、国は置き去りを防ぐ安全装置の設置を今年4月に義務化します。

これを前に在庫管理のシステム開発などを手掛ける甲斐市のソフトケンはバスに乗った人数と降りた人数を管理するシステムを開発しました。

その名も「楽々はかるくんα」です。

大塚郁弥記者:
QRコードの付いたキーホルダーをこちらの専用機械で読み込むと園児の数を数えることができ、スマホやパソコンで確認することができます。

これはあらかじめ園児1人1人にQRコードを割り振って渡しておきバスに乗ったときと降りるときに読み込むことで人数や、誰が乗っているかシステム上で把握できるものです。

降りるときに数が合わない場合は置き去りの可能性があるためエンジン停止から15分でクラクションを自動で鳴らし警告します。

システム開発者 松永賢太さん:
小さい子どもの命が亡くなっていて(取り残しの)ヒヤリハットが頻繁に起きている。0になって欲しいという思いがあります。

「楽々はかるくんα」は国の安全装置のガイドラインの基準を満たすか審査中で、会社によりますと早ければ6月には認可される見通しだということです。

価格は税抜きで84万円~98万円です。