22日に行われた山梨県知事選挙は、現職の長崎幸太郎さんが再選を果たしました。


現職と新人3人の争いとなった山梨県知事選挙は、開票の結果 現職の長崎幸太郎さんが21万5517票で、新人の志村直毅さんに10万票以上の差をつけ、再選を果たしました。


長崎さんは現在54歳。衆議院議員を通算3期務めた後、前回の知事選で初当選しています。


新型コロナ対策や25人学級の導入など1期4年の実績などをアピールしたうえで「外へうって出る」地域経済振興などを訴えました。


選挙戦では告示日に菅前首相が駆け付けるなど、自民党・公明党の推薦を受けるなかで組織力を生かして、全県的に支持を獲得していきました。


当選 長崎幸太郎氏:
山梨県がしっかりと豊かになる道を選んでいく。そこを歩んでいくべきだと多くの皆様の気持ちが今回の選挙の勝利につながった。取り組み、政治姿勢含めて評価していただいたと思っている。


新人の志村さんは「ほっとけない」をキーワードに税金の無駄遣いをなくすことなど、現県政からの転換を訴えてきました。


所属していた自民党を離党し、自民党の一部県議や長崎さんに対して厳しい検証をまとめた立憲民主党の中島克仁衆院議員など超党派の支援を受けましたが、支持の広がりを欠きました。


志村直毅氏:
今回の選挙を通じて、今の県政に対する「ほっとけない」思い、県政に対する問題提起、これはしっかりできたと思っています。


同じく新人で共産党、社民党、れいわ新選組が支持した倉嶋清次さんも支持の広がりに苦戦しました。


倉嶋清次氏:
残念な結果であります。ゼロからのスタートでしたので、その点のハンデはあった。


なお知事選の投票率は52.29%で、4年前の前回より5.64ポイント低くなりました。