山梨県内の感染者の増加傾向が続く中、第8波の備えも進んでいます。

4歳以下を対象にしたワクチン接種が昭和町でも始まりましたが、子どもの接種率は低い状況です。


昭和町の「まつしたこどもクリニック」です。


生後6か月から4歳までを対象にした乳幼児向け新型コロナワクチンの接種が29日に始まり、初日は10人が接種しました。


乳幼児の場合、副反応が出ても言葉で伝えられないことから医師は発熱や水が飲めないなど何か異変があればすぐに連絡するよう保護者に声をかけていました。


まつしたこどもクリニック 松下香子医師:
熱が出たり機嫌が悪くなったりすることもある。あまりにぐったりする、飲めないなどあれば早くに教えてください。頑張ったね。


1歳児の母親:
もし感染しても重症化防げるように周りの人への感染を最小限に抑えられるように。

3歳と11か月が接種の母親:
防げるのであれば(感染しても)楽になるのであれば受けたほうがいいかと。


感染者の増加傾向が続きワクチンへの関心は高まっています。


しかし他の年代と比べると子どもの接種率は低く、県の統計では5歳から11歳までの2回目の接種率は19.55%にとどまっています。


まつしたこどもクリニック 松下香子医師:
コロナは重くならないからいいのではという考え方も多いと思うがオミクロンになってから子どもの感染者が増えてその分、重症化する方も出てきているので接種を検討してもらえたら。


松下医師は、ワクチン接種は個々の状況が異なるため、厚生労働省や小児科学会のホームページを確認し、かかりつけ医へ相談して欲しいと呼びかけています。