甲府市の湯村温泉にある、昭和の文豪太宰治ゆかりの宿が新装オープンすることになり、完成を記念した内覧会が開かれました。

甲府市の湯村温泉にある「旅館明治」は、昭和の文豪太宰治が逗留した宿として知られていますが、老朽化に伴い、2023年に新会社が経営を引き継ぎ8月1日に新装オープンします。

7月18日に、関係者を招いた完成内覧会が開かれ、太宰治の資料館や一部の客室、大浴場などの施設が披露されました。

21室ある客室は全て洋室で、料金は平日の1泊2食付きが1人2万円台~3万円台となっています。

また、大浴場の「鷲の湯」は宿泊者以外も利用できる外湯としても営業するということです。

旅館明治 笹本健次社長:
「これを機に湯村温泉の再開発を拍車をかけて進めていきたい」

集客は年間1万人を見込んでいて、湯村温泉街の活性化に弾みをつけたいとしています。