山梨県甲府市の食品製造会社が高齢者の活躍を評価する国のコンテストで特別賞を受賞しました。

高齢者が活躍できる企業運営とは?

甲府市池田にある八雲製菓です。


1950年に創業し、甘納豆やウイスキーや地酒を使ったボンボンなど140種類以上のお菓子を作っています。

大塚郁弥記者:
甘納豆の甘い香りが漂うこちらのお菓子会社。働く人の年齢にある特徴があります。


従業員53人の平均年齢は56歳。4割が60歳以上です。


八雲製菓は定年の年齢を65歳に引き上げ、本人の希望に沿って70歳以上でも働けるようにしています。


また、夏場に温度が大幅に上昇する作業場に大型のエアコンを設置し、作業手順がその場で確認できるタブレット端末や、従業員の腰などを保護するパワースーツを導入し、高齢者が働きやすい環境を整えました。


従業員:
色々考えてくれるし健康のこと考えてくれるしね。とてもやりやすい。働きやすいですよ。


こうした取り組みが評価され国が主催した「高年齢者活躍企業コンテスト」で厚生労働大臣特別賞を受賞しました。


八雲製菓 石井勲社長:
もともと高齢者が多いんですけども、少しでも年を取った方でも働けるような状況づくりを今心がけて取り組んでいます。


そして10月21日に開かれた県内企業の人事担当らを対象にしたセミナーで高齢者を活用する事例を報告しました。