政府は健康保険証を2年後に廃止すると発表しました。マイナンバーカードへの一体化に切り替える形で、自治体の窓口には高齢者を中心にカードを申請する人が相次いでいます。
河野デジタル大臣:
2024年度秋に現在の健康保険証の廃止を目指す。

政府が発表したこの方針。健康保険証はマイナンバーカードへ一体化した形に切り替えますが、山梨県民に混乱の声も広がっています。

Q 健康保険証がなくなったら困る?
県民は:困るね。

県民は:
保険証を失くさないようにしなきゃならない。不安の方が大きい。

県民は:
失くしたら怖いが、便利になると思う。

一方、自治体の担当窓口は…

雨宮希成記者:
甲府市役所では、連日マイナンバーカードを申請するため多くの人が訪れています。現在も順番待ちをしている状況です。
マイナンバーカードはスマートフォンなどから取得申請できますが、この作業が困難な人も多く、18日も窓口には絶えることなく申請する人が訪れていました。

申請に来た人は:
義務化されると聞き、仕方ないと思い、上手に使っていくしかない。

また、今年12月までに申請し、カードを健康保険証と紐づけることで最大2万円分のポイントを受け取れるキャンペーンも、申請する人が増加している理由です。

甲府市役所は専用の窓口で、このマイナポイントの取得もサポートしています。

県内のマイナンバーカードの交付率は9月末で46%と、全国37番目にとどまっているということです。







