酒を飲んで車を運転し、山梨県昭和町内で自転車の男性をはねて死亡させ、そのまま逃走したとされる男の初公判が開かれ、被告は起訴内容を認めました。
裁判で検察は被告が出頭前に知人と飲酒の事実を隠すよう口裏合わせをしていたなどと指摘しました。
この事件は去年11月、昭和町の県道で自転車に乗っていた中央市に住む当時55歳の男性が乗用車にはねられて死亡したもので、酒を飲んで車を運転し、事故のあと現場から走り去った罪で甲府市の土木業の23歳の男が起訴されました。
3日に甲府地裁で行われた初公判で被告は起訴内容を認めました。
その後の冒頭陳述で検察は被告は事故の前にビール1杯と焼酎の水割りを5杯以上飲み、出頭する前に知人に会って飲酒していた事実を隠すよう口裏合わせをしていたと指摘しました。
次の裁判は来月24日で、被告人質問などが行われる予定です。