民間企業での障害者の雇用推進を考えるセミナーが甲府市で開かれました。

このセミナーは山梨県内の経済団体や福祉団体などでつくる推進会議が開いたもので、民間企業の採用担当者など約40人が参加しました。

セミナーでは山梨障害者職業センターの担当者が、障害者の採用は面接に加えて見学や実習の機会を設けることで企業と職を求める人のニーズの不一致が防ぎやすいなどと説明しました。

また、労働局や障害者の支援機関が相談ブースを設け、採用に向けて必要な取り組みや助成制度などをアドバイスしました。

北杜市の企業の採用担当者:
「どんなことが得意でどんなタイプか知りながら、機会があれば積極的に障害者の雇用を進めたい」

山梨労働局によりますと、2.5%の障害者の法定雇用率を達成している県内企業の割合は去年6月末で57.4%で、前の年より3.4ポイント低下しているということです。