屋根の修理などを手掛ける山梨県大月市の会社が、毎年恒例の屋根ふき替えボランティアを行いました。

約30年続いたボランティアは今年で最後となります。

大月市の日本ステンレス工業は、30年前の阪神淡路大震災で被災地でのボランティア活動をきっかけに、毎年無償で公共施設の屋根のふき替えを行っています。

1月4日は職人6人が、大月市富浜町にある築50年以上の防災倉庫の傷んだ屋根をはがし、耐久性がよく錆びづらいガルバリウム鋼板に張り替えました。

地域住民「本来でしたら屋根の塗り替え時期かなと思っていたんですけど、いいタイミングでやってくれるということで大変ありがたいと思っています」

これまでに29棟の屋根のふき替えをおこなってきましたが、職人のほどんどが50代を超えたことによる「高齢化」でボランティアは今年で最後となります。

ボランティアを行ってきた 日本ステンレス工業 石岡博実会長「ふき替えは高所作業でほとんど足場がない状況での作業で過酷を極めます。私も今年で72歳になりますので、後継者づくりに専念しなければならないと思っていますので、あと5年、10年しっかり頑張りたい」